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Nexalコラム

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Web製作工程とシステム開発工程

一般的にシステム開発工程には、ウォーターフォール型とアジャイル型の開発手法があるが、Web製作工程もどちらかと言えば、ウォーターフォールに近い。 簡単に説明すると、ウォーターフォール型は水が上から流れてくるように手順を進める形式で後戻りは不可能。逆にアジャイルは上流からテストまでを機能単位に分割して反復を繰り返し、リスクを減らす開発手法。 ▼システム開発の流れとして RFP→システム要件定義→外部設計→内部設計→コーディング→テスト→リリース になる。要件定義と外設は上流工程、内部設計からテストまでを下流工程と呼ぶこともある。 またシステム開発用語で使われる「モックアップ」とは、紙芝居のような絵的に表現するもので、工程の中では外部設計時にクライアントの打ち合わせ時に使われる。 もう一つ、「プロトタイプ」とは、バックにあるDB参照もでき、ほとんどテスト後のリリース直前のものに近い。
またコーディング後のテストにも、単体テスト・疎通テスト・結合テスト・組合せテスト・総合テストなど、単純に一言でテストと言っても工程は複雑。 以前私が外資に勤めていた際の会社は、これらのテストを行うためのツールを開発・販売していた。(銀行のシステム統合などに使われるテストツール) ▼Web製作の流れはどうか RFP→ワイヤーフレーム→デザイン→コーディング→動作テスト→リリース
という流れになり、一般的に「ワイヤーフレーム」とは開発で言う「モックアップ」に近い。 しかし製作会社によっては、紙芝居のワイヤーフレームではなく、デザインを最後に残し、コーディングまで含めた「プロトタイプ」に近いものを、ワイヤーフレームとして使っている企業もある。デザイン無しの実Webサイト版のようなものか・・・ 開発手法としてはアジャイル型を取り入れたような流れに近い。文言修正などは先に行ってしまうため、デザインは後から埋め込めば後戻りのリスクは低くくなる。 製作上での動作テストとは、問合せや資料請求などのフォームや各機能(CGIやJava)のテストくらいで、問題なければリリースされる。 製作における過程で、抜け落ちるのはRFP。どうWebを構築すべきか戦略の部分はNexalでコンサルティングメニューとして提供している。 また、現在某企業で進めているプロジェクトでは、Webリニューアルと同時にEnterprise版のCMSを入れるため、上記工程が同時並行で進んでいる。まぁ、CMSツールのカスタマイズはシステム開発と比較したら、微々たる変更にしか過ぎないが、両方の進捗を見ながら進めるのは結構違いが見えて面白いかもしれない。

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